Since 2007, 2 新潟で採集した鉱物を中心に紹介しています。産地については大まかな記載にしてあります。
左の産地別よりお入り下さい。
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糸魚川地方で取れる緑色の鉱物には、「ひすい」や「きつね石」など多種のものがありますが、今回は緑色の発色の原因となる金属について考えてみたいと思います。
緑色の発色の原因となる金属イオンとして主に「鉄、ニッケル、クロム」が挙げられますが、一概に緑色と言っても微妙に違いがあります。
Fe(II)は、黒っぽい緑色 (オンファス輝石、透閃石「ネフライト」)
Ni(II)は、明るい緑色 (ニッケル含有珪質変成岩「きつね石」)
Cr(III)は、深い青緑色 鮮やかな深緑で青みがあります(エッケルマン閃石)
をしています。
一方、Fe(III)の色は黄褐色になります。
これらの鉱物の色は、いずれも発色の元となる金属イオンの色に近いので、これを利用し石の種類を決める手助けにすることも出来ます。
緑色の発色の原因となる金属イオンとして主に「鉄、ニッケル、クロム」が挙げられますが、一概に緑色と言っても微妙に違いがあります。
Fe(II)は、黒っぽい緑色 (オンファス輝石、透閃石「ネフライト」)
Ni(II)は、明るい緑色 (ニッケル含有珪質変成岩「きつね石」)
Cr(III)は、深い青緑色 鮮やかな深緑で青みがあります(エッケルマン閃石)
をしています。
一方、Fe(III)の色は黄褐色になります。
これらの鉱物の色は、いずれも発色の元となる金属イオンの色に近いので、これを利用し石の種類を決める手助けにすることも出来ます。
ひすいかどうか決めるために、比重を測定することは大切です。
比重を測るためには、市販のデジタルスケールを使用し、まず、石の重さを測ります(A g)。
次に、石を糸でつるして水の中に入れ、石の重さだけを測ります(B g)。
この時の重さは、石の体積を占める水の重さと等しくなりますので、 比重=A/B となります。
私は毎回、糸でつるすのが面倒なので、ビニール袋を細く切って、その上に石を載せて吊るして測っています。ビニール袋の紐は0.1gもありませんので、大体の重さを出すには便利です。
比重を測るためには、市販のデジタルスケールを使用し、まず、石の重さを測ります(A g)。
次に、石を糸でつるして水の中に入れ、石の重さだけを測ります(B g)。
この時の重さは、石の体積を占める水の重さと等しくなりますので、 比重=A/B となります。
私は毎回、糸でつるすのが面倒なので、ビニール袋を細く切って、その上に石を載せて吊るして測っています。ビニール袋の紐は0.1gもありませんので、大体の重さを出すには便利です。
ロディン岩は比重も3以上あるため重く、色も白く、表面にきらきらの結晶がみられることもあるため、ひすいと非常に紛らわしいです。
ロディン岩は、透輝石、単斜灰簾石、ぶどう石からなる岩石で、晶洞があり、その中には直方体のぶどう石の結晶が見られる場合があります。またロディン岩は、全体が丸みを帯びていて、緑色の流れたような模様がある場合があります。ひすいがなかなか割れないのに対し、ロディン岩は振動に弱く、たやすく割れます。
ロディン岩は、透輝石、単斜灰簾石、ぶどう石からなる岩石で、晶洞があり、その中には直方体のぶどう石の結晶が見られる場合があります。またロディン岩は、全体が丸みを帯びていて、緑色の流れたような模様がある場合があります。ひすいがなかなか割れないのに対し、ロディン岩は振動に弱く、たやすく割れます。
初めてひすいを拾いに行った人が、緑色の入った綺麗な石を拾うと、この石をいっぱい拾って帰ってくることが多いので、きつね石と名付けられました。
きつね石は緑色の入った綺麗な石で、「ニッケル含有珪質変成岩」と「ニッケル・クロム含有白雲母を含む変成岩」の2種類があります。いずれも、ベージュ色の地に緑色の部分が沢山入っています。ニッケル・クロム含有白雲母は鉱物的にも珍しいものです。「ニッケル含有珪質変成岩」は石英、苦灰石などからできている石で、菱苦土石を含む場合もあります。石英中にはニッケルが含有されています。また、たまに黒色鉱物が入っている場合がありますが、これはクロム鉄鉱になります。
きつね石は緑色の入った綺麗な石で、「ニッケル含有珪質変成岩」と「ニッケル・クロム含有白雲母を含む変成岩」の2種類があります。いずれも、ベージュ色の地に緑色の部分が沢山入っています。ニッケル・クロム含有白雲母は鉱物的にも珍しいものです。「ニッケル含有珪質変成岩」は石英、苦灰石などからできている石で、菱苦土石を含む場合もあります。石英中にはニッケルが含有されています。また、たまに黒色鉱物が入っている場合がありますが、これはクロム鉄鉱になります。
ひすいを見分けるのはなかなか難しく未だに苦労していますが、ひすいの特徴として、以下の点が挙げられます。
(1) ひすいは緑色と思われていますが、純粋なひすいは白色です。白色の地に緑色やラベンダー色が入っていれば宝石質で最高です。
(2) ひすいは角ばっています。ひすいは非常に丈夫であるため、海の中でなかなか擦り減りません。
(3) ひすいは海岸で良く見られる他の白い石と比べて特に重いため、比重が3.1-3,3もあります。
(4) ひすいは表面がスベスベしていて、ざらついていることはあまりありません。
(5) ひすいは晶洞の中にぶどう石などの結晶が見られることはありません。
(6) 質の高いひすいの表面には、ひすいの細かなキラキラした結晶が見られます。しかし、結晶が見られないひすいも多いです。
(1) ひすいは緑色と思われていますが、純粋なひすいは白色です。白色の地に緑色やラベンダー色が入っていれば宝石質で最高です。
(2) ひすいは角ばっています。ひすいは非常に丈夫であるため、海の中でなかなか擦り減りません。
(3) ひすいは海岸で良く見られる他の白い石と比べて特に重いため、比重が3.1-3,3もあります。
(4) ひすいは表面がスベスベしていて、ざらついていることはあまりありません。
(5) ひすいは晶洞の中にぶどう石などの結晶が見られることはありません。
(6) 質の高いひすいの表面には、ひすいの細かなキラキラした結晶が見られます。しかし、結晶が見られないひすいも多いです。
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maze2256@gmail.com
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